毎日のデスクワークで肩こりがつらく、自分でもんでも手が疲れるだけで、すぐに硬さが戻ってお悩みではありませんか?本記事では、手が疲れにくいセルフマッサージのやり方と、肩こりのセルフケアに取り入れやすい3つのツボを解説します。無理のないセルフケアを取り入れることで、肩まわりの負担を軽くし、日常生活を快適に過ごしやすくなります。
自分で肩こりをマッサージしてもすぐに硬さが戻る原因
肩の硬さが戻りやすいのは、日常の姿勢や筋肉の緊張など、こりにつながる要因が残っているためです。表面の筋肉をもむだけでは一時的に楽になっても、原因となる生活習慣が続くとこりを繰り返す場合があります。肩こりを繰り返してしまう主な2つの原因について、確認していきましょう。
慢性的な血行不良が起きているから
肩こりがすぐに戻ってしまう原因の一つに、慢性的な血行不良が関係している場合があります。肩こりは、筋肉の持続的な緊張や姿勢、ストレスなどが複合的に関与して起こることがあるからです。
例えば、毎日のデスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、肩や首の筋肉が緊張して硬くなります。すると結果的に血流が低下しやすくなり、一時的にほぐしてもまた筋肉が緊張する悪循環に陥ることがあります。
そのため、マッサージだけに頼るのではなく、筋肉の緊張を和らげ、血流を促しやすいケアを取り入れることが大切です。
普段の姿勢が崩れているから
マッサージをしてもこりが再発するのは、普段の姿勢が崩れていることも原因の一つです。姿勢が悪いと、頭の重さを支えるために首や肩の筋肉へ負担がかかり続けます。
パソコン作業に集中していると、無意識のうちに背中が丸まり、首が前に出る猫背になりがちです。このような姿勢では、夜にマッサージで筋肉を緩めても、翌日には再び負担がかかって元の状態に戻ってしまうことがあります。
肩こりを繰り返しにくくするためには、日々のケアと並行して、普段の姿勢を意識することも重要です。
手が疲れにくい肩こりセルフマッサージのやり方
自分で肩をもんで、かえって手が疲れてしまった経験はありませんか。セルフマッサージのコツは、指先ではなく手全体や腕の重みをうまく使うことです。ここでは、特別な道具を使わず、隙間時間に取り入れやすいほぐし方を3つ紹介します。
指ではなく手のひらの付け根を使う
手が疲れないようにするには、指先ではなく手のひらの付け根を使うのが大切なポイントです。指先だけで強くももうとすると、手や腕の筋肉に余計な力が入ってすぐに疲れてしまうからです。
手や腕に負担をかけにくい手順は以下の通りです。
- ほぐしたい肩に反対側の手のひらを置く
- 手のひらの付け根、手首の肉厚な部分を密着させる
- 腕の重みを利用して、円を描くようにやさしく圧をかける
指の力に頼らず、腕の重さを活かしてやさしく押し当てましょう。こうすると、手が疲れにくく、肩まわりを心地よくほぐしやすくなります。
首の後ろの筋肉をやさしくほぐす
肩まわりのこわばりが気になるときは、肩だけでなく首の後ろもやさしくほぐしてみましょう。首まわりの緊張をゆるめることで、肩まわりの血流を促しやすくなるためです。
隙間時間にできる具体的なやり方を紹介します。
- 両手の手のひらで、首の後ろを包み込むように添える
- 指の腹全体を使い、首の付け根から後頭部へやさしくさする
- 心地よいと感じる強さで、ゆっくりと5回ほど繰り返す
強い力でもみほぐす必要はありません。皮膚を軽く動かすようなイメージでやさしく触れるだけでも、手が疲れにくく、無理のないケアにつながります。
胸の筋肉を緩める
肩のケアと同時に、胸の筋肉を緩めることも意識してみましょう。デスクワークで猫背になると胸の筋肉が縮こまり、肩や背中が前方に引っ張られてこりを感じやすくなることがあるからです。
手軽にできる胸のほぐし方は次の通りです。
- 鎖骨のすぐ下あたりに、反対側の手の指の腹を当てる
- 少し圧をかけながら、左右にやさしく揺らすようにほぐす
- 中心から肩先に向かって、少しずつ位置をずらして行う
胸をほぐすことで、リラックスしやすくなる場合があります。前側の筋肉が緩むと姿勢を整えやすくなり、肩まわりの負担を軽くすることにもつながります。
肩こりのセルフケアに取り入れたい3つのツボ
ツボ押しは、少ない力で取り入れやすいセルフケアの一つです。正しい場所を知ると、手が疲れにくく、肩まわりのこわばりをやわらげるケアとして活用できます。ここでは、肩こりのセルフケアでよく紹介される3つのツボを紹介します。
首の付け根にある天柱(てんちゅう)
天柱は、首や肩まわりのこわばり、目の疲れが気になるときのセルフケアで紹介されることがあるツボです。頭を支える筋肉の近くにあり、軽い圧刺激によって首まわりの緊張をゆるめるケアとして取り入れられる場合があります。
効果には個人差があるものの、パソコン作業で目が疲れ、首の後ろが重く感じる時に押すと、リフレッシュにつながることがあります。天柱の正しい探し方と押し方は以下の通りです。
- 首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみを探す
- 親指をくぼみに当てて、頭を少し後ろに倒す
- 頭の重みを利用して、痛みを感じない心地よい程度の強さで5秒ほど押す
指の力で強く押すのではなく、頭の重みを使うのが手が疲れないコツです。仕事の合間にリフレッシュしたい時に試してみてください。
肩の中央にある肩井(けんせい)
肩井は、肩こりのセルフケアでよく紹介される代表的なツボの一つです。肩の筋肉の中心に位置しており、肩まわりのこわばりが気になるときのケアとして取り入れられています。
肩が張って重いと感じた時にやさしく押すと、緊張がゆるんだように感じる場合があります。肩井の位置と押し方を紹介します。
- 首の付け根と、肩先の骨を結んだ線の中央を探す
- 反対側の手の中指をツボに当てる
- 下に向かって、心地よいと感じる強さでゆっくりと5秒ほど押す
強く押しすぎると、だるさや痛みにつながる可能性があるため注意してください。息を吐きながらやさしく押すことで、リラックスしやすくなります。
腕にある手三里(てさんり)
手三里は腕にあるツボで、腕や肩まわりのこわばりが気になるときのセルフケアに取り入れやすい部位です。腕の筋肉は肩や首と連動しており、腕の疲労が肩こりにつながることもあります。
特に、マウスやキーボードの操作で腕を使う時間が長いデスクワークの方に取り入れやすいツボです。手三里へのアプローチ方法は次の通りです。
- 肘を曲げた時にできるシワから、指3本分ほど手首側に向かった場所を探す
- 反対側の親指をツボに当てる
- 腕を包み込むようにして、心地よい強さで5秒ほど押し込む
腕にあるため、仕事中や通勤電車の中でも目立たずに押しやすいのが特徴です。肩に直接触れないので、腕の重みで手が疲れる心配も少なくなります。
肩こりケアとあわせて行いたい肩甲骨ストレッチ
マッサージとあわせて肩甲骨まわりを動かすと、血流を促し、肩まわりのこわばりを軽くしやすくなります。ここでは、簡単にできる2つのストレッチを紹介します。
両腕を大きく回す
肩甲骨まわりを動かしたいときは、両腕を大きく回すストレッチを取り入れてみましょう。肩関節と肩甲骨を大きく動かすことで、固まりやすい肩まわりの筋肉をほぐしやすくなるからです。
長時間同じ姿勢でパソコンに向かった後に行うと、背中や肩まわりが軽く感じられることがあります。具体的なやり方は以下の通りです。
- 両手の指先を、それぞれの肩に軽く乗せる
- 肘で大きな円を描くように、前から後ろへゆっくりと5回まわす
- 同じく、後ろから前へ5回まわす
ポイントは、肩甲骨が背中の中心で寄ったり離れたりするのを意識することです。痛みを感じない範囲で、リラックスしながらゆっくりと動かしましょう。
肩甲骨を寄せて胸を張る
姿勢の崩れをリセットしたいときは、肩甲骨を寄せて胸を張るストレッチも取り入れやすい方法です。猫背で縮こまった胸の筋肉を伸ばし、背中の筋肉を動かすことで、姿勢を保ちやすくなります。
マッサージ後のケアとして取り入れると、肩まわりの軽さを保ちやすい場合があります。手順は次の通りです。
- 背筋を伸ばし、両手を背中の後ろで組む
- 組んだ手を斜め下に引き下げながら、左右の肩甲骨を中央に寄せる
- 胸を大きく開き、その状態を10秒間キープする
呼吸を止めずに、深呼吸をしながら行うのがコツです。座ったままでもできるので、デスクワークの合間の気分転換としても取り入れてみてください。
自分で肩こりをマッサージする際の注意点
セルフマッサージを安全に行うためには、いくつかの注意点を守ることが大切です。間違った方法でケアをすると、かえって痛みやだるさにつながる可能性があるからです。安全に行うための重要なポイントを3つ解説します。
もみ返しを防ぐために力任せにもまない
マッサージをする時は、力任せに強くもむのは避けましょう。強い刺激を与えると筋肉に負担がかかり、もみ返しと呼ばれるだるさや痛みを感じることがあるからです。
早く肩を楽にしたいからといって、指を立てて無理に押し込むと、かえって筋肉が緊張して硬くなる場合もあります。自分が「痛みを感じない、心地よい」と感じる程度の、やさしい圧を意識しましょう。
肩こりをほぐす際は、決して無理をせずに心地よい強さでケアを続けてください。
食後すぐのケアは控える
食後すぐのタイミングでマッサージを行うのは控えましょう。食事の直後は胃腸に血液が集まり、消化活動が行われています。そのタイミングで体をもむと、気分が悪くなったり胃もたれを感じたりする可能性があります。
もし夕食後にケアをしたい場合は、食後しばらく時間を空けてから実践するのが取り入れやすいです。身体に余計な負担をかけないためにも、食事の直後は避けて落ち着いた時間帯に行ってください。
飲酒時のケアは控える
お酒を飲んだ後にマッサージをするのは控えるのが望ましいでしょう。飲酒後は血圧が変動したり、アルコールが回って酔いが強くなったりする可能性があるからです。
たとえ少しの飲酒量であっても、血流が促されることで吐き気や頭痛を感じる恐れがあります。夜の晩酌でお酒を楽しんだ日は、無理にほぐそうとせずにそのままゆっくりと体を休めることが大切です。
思わぬ体調不良を防ぐためにも、飲酒時のセルフマッサージは避けるように心がけてください。
肩こりマッサージの効果を保つためのプロの施術の活用法
セルフケアだけでなく、定期的にプロの施術を活用するのも選択肢の一つです。専門的なケアを組み合わせることで、肩まわりの軽さを保ちやすくなる場合があります。上手なプロの頼り方について紹介します。
自分で届かないこりは全身もみほぐしを活用する
自分ではほぐしにくいこりが気になる場合は、専門店や専門家のケアを選択肢に入れる方法もあります。肩こりは、肩だけでなく、背中や腰まわりの疲労、姿勢の崩れなどが関係している場合もあるからです。
自分では届きにくい部位でも、プロの施術であれば身体の状態に合わせてアプローチしてもらいやすくなります。セルフケアだけでつらさが続く場合は、無理をせず専門家に相談することも選択肢の一つです。
ただし、強い痛みやしびれ、感覚の異常、力が入りにくいなどの症状がある場合は、リラクゼーション目的の施術ではなく、医療機関への相談を検討してください。
プロの施術後に自宅でのセルフケアを継続する
プロの施術を受けた後は、自宅でのセルフケアを継続することも大切です。ほぐれた状態を保ちやすくするには、日常生活での姿勢や身体の使い方を見直す必要があるからです。
施術を受けても、長時間同じ姿勢が続いたり、肩に負担のかかる姿勢を繰り返したりすると、再び筋肉が硬くなる場合があります。自宅でツボ押しやマッサージ、ストレッチを無理のない範囲で習慣にすると、肩こりを感じにくい状態を目指しやすくなります。
プロの施術と日々のセルフケアを上手に組み合わせて、自分に合ったケアを続けていきましょう。
肩こりマッサージの効果を保つために日常生活で意識すること
せっかくマッサージで肩まわりをほぐしても、生活習慣がそのままではすぐに硬さが戻ってしまうことがあります。こりを繰り返しにくい身体を目指すためには、日常でのちょっとした意識が大切です。ここでは、毎日無理なく取り入れられる2つの習慣について解説します。
こまめに立ち上がって適度に動く
マッサージ後の状態を保ちやすくするには、こまめに立ち上がって体を動かすことが大切です。長時間同じ姿勢で座り続けると筋肉が固まり、再び血流が低下しやすくなるからです。
デスクワークに集中していると、気づけば何時間も座りっぱなしになっていることが多いでしょう。具体的には以下のような行動を心がけてみてください。
- 1時間に1回は席を立ってトイレに行く
- 資料を取りに行くついでに少し歩く
- 立ち上がって軽く背伸びをする
このような簡単な動きを取り入れることで、全身の血流を促しやすくなります。仕事中も意識的に動く習慣をつけて、肩が重くなりにくい状態を目指しましょう。
デスクワーク中の正しい座り姿勢を維持する
肩こりを起こしにくくするためには、デスクワーク中の座り姿勢を意識することが欠かせません。姿勢が崩れると、首や肩に頭の重さがのしかかり、筋肉へ大きな負担がかかり続けるからです。
パソコン作業をする際は、以下のポイントを意識して座ってみてください。
- 足の裏全体を床にしっかりとつける
- 骨盤を立てて深く椅子に腰掛ける
- あごを軽く引き、背筋を自然に伸ばす
最初は少し窮屈に感じるかもしれませんが、慣れると身体への負担を減らしやすくなります。正しい姿勢を意識し、肩まわりに負担がかかりにくい状態を保ちましょう。
まとめ|正しい肩こりマッサージを実践して仕事中のつらさを軽くしよう
今回は、手が疲れにくい肩こりマッサージのやり方について解説しました。マッサージをしてもすぐに硬さが戻る場合は、血流の低下や日常的な姿勢の崩れが関係していることがあります。指先ではなく腕の重みを使い、天柱などのツボをやさしく押すのがポイントです。さらに、肩甲骨ストレッチや座り姿勢の見直しを毎日の生活に取り入れてみましょう。無理のないセルフケアを身につければ、肩まわりのこわばりをやわらげる助けになります。根本的にこりを繰り返しにくい状態を目指すには、マッサージだけでなく姿勢の意識や運動習慣も大切です。肩こりによるつらさを軽くするためにも、今日から無理のないセルフケアを始めてみましょう。
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